注文住宅購入に頭金は必要?頭金を用意するときの注意点や頭金をゼロのメリット・デメリットを解説
2024.01.31
注文住宅を購入するとき、多くの人が最初に直面するのが「頭金」の問題。
最近では、「頭金ゼロでも家が建てられる」と言われることもありますが、実際のところはどうなのか、不安を感じている方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、注文住宅を購入するときの頭金の重要性や頭金を用意するときの注意点などについて詳しく解説。頭金ゼロで注文住宅を購入するメリット・デメリットまで紹介しているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
頭金とは?
そもそも頭金とは、住宅ローンを組むときに最初に支払う自己資金のことです。頭金の金額は、購入する住宅の価格によって異なりますが、一般的には物件価格の10〜20%程度が目安と言われています。
頭金を多く用意することで、借り入れる住宅ローンの金額を減らすことができ、結果的に返済負担を軽減することができます。
注文住宅購入に必要な頭金の目安
注文住宅を購入するときの頭金の目安は、前述の通り物件価格の10〜20%ほどです。
例えば、3000万円の住宅を購入する場合であれば、300〜600万円を頭金として用意するケースが多いです。
ただし、これはあくまで一般的な目安の金額です。金融機関や物件の種類によって適切な頭金を用意しましょう。
頭金を用意するときの注意点
頭金を用意するときには、さまざまなことに注意が必要です。
まず、頭金を用意するために必要な貯金計画を。頭金を用意することで他の生活費や緊急時の備えが圧迫されないように計画を立てることが大切です。
頭金の額によって、住宅ローンの金利や条件が変わってくる可能性もあるので、複数の金融機関の条件を比較検討しましょう。
頭金ゼロでも注文住宅は購入できる
頭金が全くなくても、注文住宅を購入することはできます。
最近では、頭金ゼロでも住宅ローンを利用できる金融機関も増えてきています。
ただし、頭金ゼロのローンの場合、総支払額が増えてしまうため、月々の返済額が増えたり、返済期間が長くなったりする可能性があります。
頭金ゼロで注文住宅を購入するメリット
頭金ゼロで注文住宅を購入することができると解説しましたが、そこにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
注文住宅を頭金ゼロで購入する主なメリットは以下の通りです。
- 頭金が貯まるまで待つ必要がない
- 手元に資金を残しておける
- 住宅ローン控除を最大限利用できる可能性がある
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
頭金が貯まるまで待つ必要がない
頭金ゼロで住宅を購入する最大のメリットは、頭金を貯めるために時間をかける必要がなく、すぐに住宅ローンを組むことができることです。
すぐに住宅ローンを組むことができるということは、注文住宅が欲しいと思ったときにすぐ購入できるということで、賃貸住宅などでの生活を長引かせることなく、素早く新しい家に移ることができます。
手元に資金を残しておける
頭金を用意しないことで、その分の資金を手元に残しておくことができるのも、頭金ゼロのメリットです。
これにより、引っ越し費用や家具の購入費用、リフォーム費用など、他の出費に対応することができます。
住宅ローン控除を最大限利用できる可能性がある
住宅ローン控除とは、年末の住宅ローン残高に応じて所得税が減税される制度のことです。
頭金ゼロでの住宅の購入は、住宅ローンの借入額が大きくなります。そのため、住宅ローン控除の恩恵を最大限受けることができる可能性がある点もメリットと言えるでしょう。
頭金ゼロで注文住宅を購入するデメリット
魅力的なメリットが並んでいますが、頭金ゼロで注文住宅を購入することには、いくつかのデメリットもあります。
- 借入総額や月々の返済金額が高くなる
- 金利が高くなってしまう可能性がある
- ローンの審査が厳しくなる
ひとつずつ詳しく解説していきましょう。
借入総額や月々の返済金額が高くなる
頭金ゼロで住宅を購入するということは、必然的に借り入れるローンの総額が増えるということでもあります。そのため、月々の返済額が多くなってしまったり、返済期間が長くなってしまったりというデメリットがあることを頭に入れておきましょう。
住宅ローンには金利がかかるので、返済期間が長くなればそれだけ返済総額が大きくなってしまいます。
長期的に見ると、支払う利息の総額が増えてしまうので注意が必要です。
金利が高くなってしまう可能性がある
頭金が少ない、またはゼロの場合、金融機関から見るとリスクが高くなるため、金利が高く設定されてしまう可能性があります。
金利が高くなればそれだけ支払い総額が増加することになります。
金融機関によってローンの内容や金利が異なるので、複数の金融機関を比較して検討するようにしましょう。
ローンの審査が厳しくなる
頭金ゼロの場合、頭金ありの場合と比較して借入額が大きくなるので、返済能力に対するリスクが高まります。
そのため、頭金ゼロでの住宅ローンの際は、審査が厳しくなる傾向があります。
まとめ
頭金を用意することで、住宅ローンの負担を軽減することができますが、頭金ゼロでも住宅ローンを組むことはできます。
ただし、頭金ゼロの場合には、返済総額の増加や金利の上昇など、留意すべき点がいくつかあります。
注文住宅の購入を検討する際には、自身の財務状況や将来の計画をしっかりと検討し、最適な選択をすることが大切です。
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